追跡訪問事例:
(1)昔から喘息があり、どんどんひどくなり、ステロイドを使用していた。
H9.9月ら頚椎のすべり症になり下半身麻痺。東大で手術を予定していたが、ステロイドを使用して
いるので、手術が出来なかった。入院して直ぐに床ずれになる。死んでしまう状態と思い嫌だった。
看護婦は隠すようにしていた。スポンジのくりぬいた物にあてた床ずれ。1ヶ月間入院した。
リハビリの為、流山に移り。
H9.10/20入院12/25日退院。良くならないが本人の意思で自宅に帰る。
その時、床ずれが崩れていたのが解った。
正月に誤陰性肺炎で飯田橋警察病院入院。床ずれは崩れていた。病院に居る間は床ずれに
なっている。1ヶ月に一度、かかりつけ医が見に来るだけ。軟膏くすりをもらう。自宅では、
排尿排便ごとに点滴の食塩水で綺麗に洗い、軟膏を塗り透明なシップ「テガダム」を貼った。
1枚300円、50枚入りを病院の薬局で買う。少しずつ床ずれは小さくなっていった。
(2)警察病院には1月〜4月末まで入院した。1月末人工呼吸器をいれ、2月20日に危篤状態だ
ったが喘息がひどく危険だったが、乗り越えた。流動食だった。しゃべれず、毎晩付き添い。冬でも
汗をよくかき、バスタオルを何度も取替えた。喘息があるので寝てばかり出来ない。床の上で横にな
るので背中いつもついている状態。汗かきで背中がベタベタして気持ちが悪い。夜中は何度も衣装
替えする。昼は寝るが、夜は喘息が不安で眠れない。夜中、タオル替え、寝巻き替えで忙しかった。
H10.10月に「伊東家の食卓」を本人が見て娘さんに「エアーコントロールふとん」を買うように頼み
「エアーコントロールふとん」を使用してみる。空気が入ってくるのが本人も解り、ネットもあり、喜んで
いた。使用してから、あまり寝巻きも取替えなっかた。下から空気が入ってくるのは、湿度の面で、
すごいと思った。日に日に小さくなり、1ヶ月たった時は、床ずれはかなり小さくなっていた。
傷をまずは、清潔にしなければいけない。床ずれは出来るということは、もうあれなのかな・・・と思う。
(3)S51頃自宅のふとんは羽毛ふとんでなかった。「ふとんが重たい。」というので、羽毛ふとんを
購入したが、エアーコントロールふとんは、軽くて、下から暖かい空気が入ってくるので、部屋は年中
空調していたので丁度よかった。スイッチを入れると、「空気が入ってきた!入ってきた!!」と大喜び
していました。家からの大きなバスタオルを取り替えるだけで、汗をすごくかいても、病院はふとんを
取り替えてはくれなかった。病院は、体位を替える事と、床ずれを穴の開いたクッションに当てる事と
1日1回の体を拭く事だけはしてくれた。でも病院に入院したら直に必ず床ずれは出来ます!
てきめんです。エアーコントロールふとんを使用し床ずれは完治して以来、H13.10/20に亡くなる
まで床ずれは3年間できなかった。
(4)H13.10.12、心臓の弁膜が破れ、救急車で警察病院に運ばれ、集中治療室に2日間入り、
個室に移った時、床ずれはできていた。心臓が悪いので、点滴も逆流し、栄養も摂れない状態だった。
床ずれは、家族はともかく、本人は、なんとも言えず、いやだった。本人は、下半身麻痺状態で
痛みは無いが、精神的に苦しんでいたので、完治した時は、「おとうさん!床ずれ治ったよ!」
と抱き合って泣いた。本人は、満足していました。60歳過ぎの介護は、本当に大変だった。
床ずれはいやだ。病院に入院したら、直ぐに床ずれになる。
エアーコントロールふとんが、病院に持っていければ、良かったのだけど
・・・持ち込めないからね・・・せっかく直った床ずれを、逝ってしまう時にはできてしまい、本当に残念だった。
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